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2024.09.20

窓を殺す考え方と活かす考え方

ブログをご覧の皆様、こんにちは!太田黑です。

クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、

これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。

皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。

前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。

美しさと機能性の共存

弊社ではLDKに使う窓は、天井と同じ高さに合わせています。

天井と窓の高さを合わせることによってそうじゃない窓を使った場合よりはるかに抜け感が出るし、室内により多くの光を採り込むことが出来るからです。

また、光が天井までしっかり届くためより室内を明るく感じさせてくれるし、窓枠も必要じゃなくなるため、窓枠の上にたまったホコリを取る必要もありません。

そんなこんなで、この窓を標準的に使っているのですが、とはいえ、このハイサッシを使う場合、気を付けなければいけないことがあります。

カーテンが必要な窓にしない

ズバリ気を付けなければならないことは、まさにこれです。

日当たりが良い場所に大きな窓をつけたとしても、光と共に人の視線が入ってくるとしたら、それを防ぐためにカーテンをせざるを得なくなるからです。

カーテンありきの窓になると、その窓から十分な光が入ってこなくなります。かつ、カーテンが閉まったままだと、庭も空も見ることが出来ませんしね。

また、その窓は防犯的にも不安を感じるし、台風時も強い風が当たるので、カーテンと同時にシャッターも必要になるのですが、窓が天井まである場合、とてもじゃないけど女性ではそのシャッターに手が届きません。

結果、手動シャッターではなく、電動シャッターにせざるを得なくなり、無駄に家をコストアップさせてしまいます。

つまり、ハイサッシを使う場合、設置場所をよく考えてつけないと、家の中が暗くなるだけじゃなく無駄にコストアップを招いてしまうということなんですよね。

窓の特徴と見え方に配慮する

さらに、1階部分の窓はつくり方にも注意しなければいけません。すべての窓が歩く人や近所の人の視線にさらされるからです。

例えば、弊社では視線が気になる場所には、横すべりだし窓を標準的に使い、かつフロストガラスを標準的に使っています。

この四角形の窓ですね。

理由は、この窓は上に向かって開くのですが、それほど窓が開かないため視線がほとんど入ってこないこと、そして、窓が軒代わりになるので、小ぶりの雨程度なら全く中に入ってこないことです。

つまり、天気の日はもちろん、小ぶりの雨程度なら、ずっと窓を開けておくことが出来るというわけですね。

フロストガラスを使っていることで、外から中も見えないので、カーテンだって必要ありませんしね。

また、この窓じゃなく引き違い窓を使う場合、窓を開けた時、どうしても視線まで一緒に取り込んでしまうのですが、この問題も設置する高さを変えただけで一気に解決します。

例えば、一般的には、窓の高さは床から2mの位置に揃えるのですが、引き違い窓をこの高さに設置すると、外から家の中が丸見えになってしまいます。

そこで窓の高さを床から2mではなく、あえて天井と合わせてみたらどうでしょうか?窓の高さが40cm上がることによって、外から家の中が見えにくくなります。

理由は、外の地面は家の床よりも60cmほど低いため、仮に窓そのものの高さのサイズが70cmだとしたら、

2m40cm(天井高)-70cm(窓高)+60cm(地面と床の高さ差)

=2m30cmが、外から見た時の一番低い窓の高さになるからです。

結果、その窓にもカーテンが必要なくなり、その分コストをカット出来るし、より多くの光を家の中に採り込むことが出来ます。

いかがでしたか?

このように窓のつくり方一つで、家のコストも、家の明るさも、家の快適性も格段に変わってくるので、窓のつくり方にも配慮しながら家づくりをしていただければと思います。

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