2024.09.24
窓に対する固定概念
ブログをご覧の皆様、こんにちは!太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。
一般的に寝室や子供部屋には、2か所窓を設置します。
理由は、窓が2か所あれば風が通るからと、窓が2か所ないと部屋が暗いような気がするからだと思います。
しかし、4面ある部屋の壁のうち、2面に窓をつくってしまうと部屋に十分な壁がなくなってしまいます。
残りの2面もクローゼットのドアと部屋への入り口のドアによって壁がなくなるからです。
結果、家具をどこに置くか、エアコンをどこにつけるか、コンセントをどこにつけるか、などに頭を悩ますことになります。
つまり、壁が少なくなればなるほど、その後の詳細打ち合わせが難しくなってしまうというわけですね。
✔︎2つの解決策
では、この解決策を考えてみましょう。
1つは部屋を大きくすることです。
部屋の面積を広げれば、その分壁面積も広がるからです。
しかし、この方法はコストが上がってしまうというデメリットがあります。
仮に1.5帖広げたとしたら、ざっと45万円ぐらいは高くなってしまうという感じですね。
そして、もう1つの解決策が「窓の本数を1本にすること」です。
そうすれば4つの面のうち1つは、全て壁になるからです。
これだけで、ずいぶんと打ち合わせがしやすくなると思うし、
窓が減った分、家のコストを下げることが出来ます。
ただし、この場合、「家の中が暗くなるんじゃないか」という不安と、
「風が通らなくなるんじゃないか」という不安が頭をよぎると思うので、
この2つを解決しないといけません。
家の中を暗くしてしまわないためには、カーテンがいらない窓にするということですね。
風通しに関しても、換気をする時はおそらく部屋のドアを全部オープンにして、家全体で風が通るようにすると思うので、窓を減らしたとてそう問題はないかと思います。
四季がある日本は、季節によっては窓だけでは十分な換気が出来ないことから、24時間換気システムが義務化されているため、窓を開けて換気しなくても、常時空気が入れ替わるようになっていますしね。
そんなこんなで、風通しに関しても、そんなに神経質になる必要はないと思います。
✔︎1つ1つよく考えてみること
このほかトイレに関しても、実は窓がなくても全く問題ありません。
トイレには24時間換気システムの排気がついていて、そこから家の中の汚い空気や湿気を外に排出しているからです。
つまり、換気システムさえオンにしておけば、トイレが臭くなることはないということですね。
トイレの窓は開けっ放しにしやすいし、開けっ放しにしてしまうと、そこから排気した汚い空気を再び家の中に入れてしまうかもしれないし、風によって室内のドアが「バタン・バタン」と閉まるため、静かな夜その音が怖く感じるなんてこともあり得ますしね(笑)
お風呂に関しても、窓がないとカビが生えやすいイメージがありますが、ここも24時間ずっと換気しているため、実は窓がなくてもそう問題ありません。
とはいえ、お風呂に関しては個人的には窓があった方がいいと思っているので、わざわざなくす必要はないですけどね。
とはいえ、これらはあくまで私個人の意見なので、ほどほどに参考にしてもらえたらと思います。
あくまで大事なことは、カーテンありきの窓をつくらないということ、そしていらない窓はつくらないことなので、その点は覚えておいてくださいね。