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2024.02.27

目に見えるお金と見えないお金

ブログをご覧の皆様、こんにちは!太田黑です。

クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、

これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。

皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。

前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。

見るべき土地のポイント(お金編)

さて、今回も前回に引き続き土地選びのことについてお伝えしていきたいと思います。

土地を買う時、ネットや雑誌、広告などに記載された金額を参考にしながら土地探しをされると思いますが、

土地によって潜んでいる目に見えない費用が違ってくるので、この点に注意しなければいけません。

例えば、土地の価格が相場より割安だったとしても、そこには古い家が建っていて、それを解体する費用を買主が負担しなければいけないかもしれませんし、かつ、家が建っていたからといって水道をそのまま使えるとは限らず、水道を引き込み直さないといけないことも当たり前のようにあります。

また、隣地との境界がない場合などは、購入を機に新設した方がいいでしょうし、あるいは、あっても構造が弱い場合などは、それを一旦壊して再度つくらざるを得なかったりします。

結果、想定していなかった費用がたくさん発生し、

「結局、全然この土地安くなかった!」

ってことになりかねないのですが、農地に家を建てる場合は、宅地とは比較にならないぐらい土地代以外の費用がたくさん掛かるので、より細心の注意をしていただく必要があります。

✔️農地の場合の注意点

農地に家を建てる場合、土地を造成しないといけないのですが、この場合、以下の費用が必要となります。

1.境界擁壁工事

2.土の入れ替え工事

3.土の入れ替えに伴う残土処分

4.水道引込工事

5.水道加入金

6.排水負担金

7.農地転用申請

(必要な場合は、農振除外申請)

 

まず境界の擁壁工事ですが、この費用は擁壁をどれくらいの長さするのかと、どれくらいの高さにするのかによって違ってきます。

つまり、土地が広くなればなるほど擁壁が長くなり価格は高くなるし、

地面が道路より高くなればなるほど擁壁に高さが必要となり価格は高くなる、

ということですね。

続いて、土の入れ替え工事ですが、この費用も、擁壁同様土地が広くなればなるほど高くなるし、地面が高くなればなるほど高くなります。

土地の面積が増えれば、スキ取って処分しなければいけない土の量が増えるし、そうなれば残土処分量も増えるからです。

そして、この残土処分費用が、けっこうバカにならなかったりします。

また、地面が高くなれば、その分スキ取った土の上に足す土の量も増えてしまいますよね。

水道の引き込みに関しては、土地が接する道路に水道本管がある場合は、引き込み工事と加入金を合わせても、50万円もあれば出来るのですが、農地の場合、近くに家がなかったりすると、そもそも前面道路に水道本管がないことがあり、そうなれば遠くから水道を引っ張ってこないといけなくなり、途方もない費用が必要となるかもしれません。

なので、そもそも水道本管が前面道路に通っているかどうかを事前に調べておく必要があるし、同時に、排水先があるかも調べておく必要があります。

✔️さらなる目に見えない費用

とまあ、農地は、親から無料で譲ってもらえたり、あるいは、新たに購入する場合でも、土地の価格は超割安ではあるものの、宅地にするための費用がけっこう掛かるので、この点をあらかじめ理解しておくことが大切です。

また、農地の場合は、造成費用に多額の費用が掛かるだけじゃなく、庭の工事費用も高くなりやすいということも、

理解しておくことが大切です。

というのも、農地の場合土地の面積がどうしても大きくなってしまいやすいため、工事面積が大きくなると同時に、境界も長くなってしまうからです。

また、建物に囲まれてないがゆえに家の中が丸見えになりやすい場合が多く、そうなれば目隠しなどの工事が必要となり、

さらに工事費用がかさみやすいからです。

このように土地は目に見える土地代という金額だけじゃなく、

目に見えないこういった工事費用がたくさんあります。

そして、それらに思っている以上に費用がかかってしまい、家の予算を圧迫してしまうこともあれば、家づくりの予算が膨らんでしまい、ローンにしわ寄せがきてしまうことも、決して少なくありません。

ですから、土地を選ぶ時には、目に見えない費用のことまで、不動産屋さんや建築屋さんに確認することを忘れないようにしていただければと思います。かつ、土地を広くし過ぎないように気を付けていただければと思います。

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