2023.06.12
表と裏を同時に考えるバランス
ブログをご覧の皆さま、太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。
耐震に関する質問をいただく度に、「うちは平屋が基本ですから!」とお答えしているクレストホームです。
つまり、そもそも2階がない平屋は、
■上からの荷物が少なく、かつ重心がしっかりしている
■台風の強烈な風圧の影響も受けにい
■自身の時の激しい揺れの影響も受けにくい
ということですね。
また、それが結果的に「耐久性を高める」要素にもなりますし、99.999%、2階の床がぬけて落っこちてくることもないですしね。
✔耐震等級3という安心
とはいえ、それでもまだ、不安がある方もいらっしゃると思うので、その場合は「耐震等級3」の取得をオススメしているのですが、これは要するに「保険」だと考えていただいていいと思います。
安心を買うために追加でお金を払っていただく。というイメージです。(約25万円程度の費用がかかります。)
家のバランスさえよければ、確実に「耐震等級3」は取得できますからね。
✔コスト意識を持つこと
「うちは耐震等級3が標準です!」や「うちは制振ダンパが標準です!」といった謳い文句を並べている住宅会社がたくさんありますが、
ここで建てる側の皆さんが理解しておいた方がいいことは、
「標準となるスペックが高くなれば、その分建築コストも高くなる」ということです。
先ほどお伝えさせていただいたように、耐震等級3を取得するのにも25万円ほどコストがかかるわけですし、
制振ダンパを付けるにしても40~50万円ほどコストがかかるわけですからね。
また、壁を漆喰にする場合、クロスよりも100~150万円ほど高くなりますし、
外壁を塗り壁にする場合、サイディングよりも80~100万円ほど高くなります。
更に、床暖房を設置する場合、しない場合よりも80~100万円高くなりますし、キッチンだって、選ぶものによったらあっという間に100万円ぐらい高くなります。
つまり「いいなー」と思う要素を取り入れたいと思えば、それ相応のコストがかかる!というわけですね。
✔コストはなにより大切な観点
このようにお金さえかければ、家はみなさんの要望が叶ういい家になっていきます。
しかし、あくまでそれは、予算が許す限りで考えるべきですし、どうしてもやりたいことがあるとしたら、
何か別のところでコストを調整すべきではないでしょうか?
例えば、どうしても「耐震等級3をとりたいけれども、予算もこれ以上かけられないとしたら、25万円分削れるところがないかを同時に考えるべきだし、
どうしても漆喰の壁にしたいけど、予算もこれ以上かけられないとしたら、100〜150万円分削れるところがないかを同時に考えるべきなのですが、これだけ大きな金額を削るとなると、面積をカットするしか方法がありません。
となると、2〜3坪(4〜6帖)ほど面積をカットしなければいけないのですが、そのために、どこなら削ってもいいのかをあらかじめ考えておくことが大切です。
これから先、私たちの可処分所得は確実に下がっていくし、子どもや老後のために、また家を維持していくために、たくさんのお金が必要になるので、家づくりにお金をかけ過ぎるべきではありません。
でも、かといって家の品質を落とすべきではないので、コストをかけないようにしながら、品質の良い家を建てることがなにより大切なこととなってきます。
そんなわけなので、大切な予算をしっかり守りながらいい家が建てられるように、プラスとなる知識だけじゃなくマイナスになる知識も持ち合わせながら、家づくりをしていただければと思います。