2024.05.14
見落としがちな隠れ費用
ブログをご覧の皆様、こんにちは!太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。
あなたがもし、「平屋を建てたい」と、お考えだとして、
「でも、少しでも予算を抑えたい」としたら、、、、
A:坪単価15万円の60坪の土地
B:坪単価5万円の120坪の土地
どちらも立地的に申し分ない場合、どちらを選択しますか?
さて、今回は土地の「隠れた経費」について、お伝えしていきたいと思います。
土地の「隠れた経費」は、家の予算を大きく狂わせてしまいますし、
その後の暮らしにも響いてくる可能性もありますので、是非覚えておいてくださいね。
上記の内容の場合、
Aなら、土地代に900万円
Bなら、土地代に600万円
ということになるのですが、土地は土地代だけで購入できるものではなく、
土地ごとに完成度にムラがあり、その穴を埋めるためにその土地に対して様々な工事が必要となります。
例えば、Aの土地は、給排水の為の費用や、境界の為の費用が発生しないのに対し、
Bの土地はこれらの費用が発生するとしたら、状況は違ってきますよね?
仮に、水道を敷地に引き込むために、約50万円別途で必要になり、かつ、境界を作るために約100万円別途で必要になるとしたら600万円の土地に150万円が上乗せになってしまうことになります。
また、60坪の土地に平屋を建てる場合、外構工事は90万円もあればできますが、120坪となると土地の余白が60坪も増えることになる為、その分工事費用がかさみ、150万円ぐらい外構工事費用が高くなってしまうかもしれません。
となると、トータルコストで考えると、どちらの土地を購入してもかかる費用はトントンということになります。
A:900万円+90万円=990万円
B:600万円+50万円+100万円+240万円(外構費など)=990万円
という感じです。
✔ランニングコストと維持費にも目を向ける
そして、もう一歩踏み込んで考えていただきたいのが、ずっと維持していくためのコストです。
まず、土地を持つと必要となるのが、固定資産税ですが、固定資産税は200平方メートル(約60坪)までと、それ以上とでは税金が倍ぐらい違ってきます。
200平方メートルまでは、土地の評価が6分の1になるのに対し、それを超えると3分の1になってしまうからです。
そしてこの結果、一生余分な税金を払っていかざるを得なくなってしまいます。
仮に毎年20,000円固定資産税が高くなってしまうとして、今後60年生きるとしたら、合計120万円たかくなるということですね。
また、土地を広く買ってしまうと、その分の土地の維持管理にも手間がかかることになります。
草引きが大変なことはもちろんのこと、お金をかけて外構工事をすればするほど、そのメンテナンスに手間もかかれば、ものによったらお金もかかることになるかもしれませんからね。
いかがですか?
分かりやすく説明させていただくために、だいぶ極端な例にしてしまいましたが、要するに土地は目に見えている費用だけで考えるのではなく、目に見えない費用にも目を向けることが大切だということなんですよね。
ということで、住もうと思ってる地域が田舎で、そもそも広い土地しかない場合は仕方ありませんが、そうではない場合は、こういった点にも注意しながら土地選びをしてくださいね。