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2024.05.27

バブル予算で考えていませんか?

ブログをご覧の皆様、こんにちは!太田黑です。

クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、

これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。

皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。

前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。

見落としがちな隠れ費用

さて今回は、家づくりの方向性と、お金(予算)の関係性についてお伝えしていただきたいと思います。

あくまでも、個人的な意見なので、しばしお付き合いいただければと思います。

ご夫婦の職業や収入によるものの、家は奥さんの収入をあてにするのではなく、ご主人様の給料で払える範囲内で建てるのがベストだと考えています。

また、その際にも、ボーナス払いは使わずに、ベタローンで払える範囲内の予算に抑えるべきだと考えております。

というのも、今回のコロナウイルスのような不測の事態が起こったときに、パートやアルバイトで働いてる方は、真っ先に仕事を失う可能性が高く、そうなれば奥さんの収入をあてにしつつ家を建てている方は、窮地に追い込まれてしまうからです。

また、企業の業績が落ち込んだ場合、確実にボーナスがカットされ、この場合も一気に生活が苦しくなってしまうからです。

では、一体どれぐらいの予算で家づくりをすればいいのか?という話になるのですが、私は、返済金額の上限が毎月の手取りの金額の30%だと考えています。

仮に手取りが25万円だとしたら、返済の上限が7.5万円だし、手取りが20万円だとしたら返済の上限が6万円だということですね。本音でいうと、私はこれを超えるのはまあまあ危険だと考えておりまして、これを大幅に超える返済金額を提示してくる住宅会社があった場合は、その根拠をお聞きした方がいいと思います。

それはさておき、ではこれぐらいの返済金額で家を建てる場合、一体どれぐらいの予算になるのでしょうか?

まず、毎月の返済金額が7.5万円だとしたら・・・・・

銀行から借り入れできる金額は、35年ローンで大体2,100万円で、

30年ローンで、大体1,850万円です。

そして、この金額にそれぞれ自己資金を足した金額が家づくりにかけるべき予算である。

ということになるのですが、そう考えると、現実はなかなか厳しいものですよね。

✔自己資金の有無で方向性は変わる

実をいうと、家づくりは、自己資金の有無とその度合いによって、方向性もものすごく変わってきます。

例えば銀行から2,650万円借入しても問題なくて、かつ、自己資金が500万円~1千万円ほどある方なら、それなりに立地にこだわって土地を買って家を建てることが出来ますが、銀行から借り入れしていい金額が2,100万円で、かつ、自己資金がゼロである場合、土地を買って家を建てるのは現実的な話しじゃなくなってしまいます。

それゆえ、まずは資金計画によってどうすべきかの方向性をよく考えることが大事だし、可能であれば、後者の場合、土地を買わないという選択肢が最も望ましいことは言うまでもありません。

とはいえ、土地がなければ、土地から買わざるを得ないのですが、この場合、土地にかける予算と家にかける予算の両方を、かなりシビアに考えなければいけません。

つまり、住む場所や土地の広さ、そして家の広さなどが限定されてくるというわけですね。

ちょっと極端な例を出してしまいましたが、私はほとんどの方が、どちらかというと前者というよりは後者に近いんじゃないかなと思うので、これから家を建てようとお考えの方は、将来をかなりシビアに見積もりつつ家づくりをしていただければと思います。

そして、土地や家にかける予算を、市場の当たり前に左右されることなく、自分の予算に照らし合わせつつ真剣に考えるようにしてください。

建てた後に予算の失敗に気付いても、100%取り返しがつかないのが家づくりの一番怖いところですから。

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