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2023.09.12

家の予算をシビアに考えるべき理由

ブログをご覧の皆様、こんにちは!太田黑です。

クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、

これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。

皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。

前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。

統計でみる家づくりの実態

 

「せっかく家を建てるのに、なぜもっとお金をかけないんですか?」

 

家の予算をシビアに考えている方は、住宅会社からこのように言われたことがあるのではないでしょうか?

さて今回は、家の予算をシビアに考えなければいけない理由についてお伝えしていきたいと思います。

大きく分けると、収入の側面と支出の側面の2つがあるのですが、今回は、収入のシビアな現実をお伝えしていきたいと思います。

✔️給料はずっと上がっていくのか?

まず考えなければいけないことが、ずっと給料が上がっていくのか?ということです。これには2つの理由があります。

まず1つ目の理由が、日本の年金制度の仕組み上、少子高齢化の進行とともに社会保険の負担が上がっていくからです。

つまり、給料が現状のままだとしたら、手取り金額が減っていくということですね。

例えば、現在は給料の約15%が社会保険料として天引きされているのですが、現在の給料のまま、この保険料が今より5%上がったとしたら、どうでしょうか?

仮に、毎月の給料が30万円だとしたら、手取りが15,000円も下がってしまいます。

おそらく、近い将来いきなりこんなことになることはないと思いますが、今後、社会保険料は、気付かないうちに徐々に上がっていくと思います。

なので、よほどの給料のベースアップがない限りは、給料は思っているよりも増えていかないと考えておいた方がいいと思います。

そして、2つ目の理由が、そもそも給料が増えにくくなるということです。

というのも、社会保険料の負担が上がった場合、あなただけじゃなく、勤務先の会社も同じように負担が増えるからです。

社会保険料は労使折半で成り立っているからです。

つまり、会社側から見ると、給料を上げると人件費の負担が上がるとともに、社会保険料の負担まで上がってしまうので、よほど業績が安定していない限り、先行きの見通しが立ちにくい中では、ベースアップに踏み切りにくいというわけです。

また、今回のコロナウィルスによって、これまでの現行制度が崩壊していくことも考えられます。

終身雇用、年功序列、といった古き良き日本の制度が、です。

なんせ、天下の「TOYOTA」でさえも、終身雇用は約束できないって言っちゃったぐらいですしね・・・

となると、考えられるリスクは、40代〜50代のリストラが進むということです。

毎年ベースアップするのが当たり前だったことを考えると、中高年の給料はそれなりに高いし、変化に疎いのもまたこの世代なので、唯一無二のスキルを身につけるとか、しっかり変化に対応していかないと、真っ先にリストラの対象になってしまうからです。

そして、そうなると、またゼロから仕事を始めないといけないので、給料が一気に下がってしまいます。

また、リストラまではいかなくとも、勤務年数ではなく、スキルに応じた給与制度に変更になっていくとしたら、

給料が下がってしまうことだって十分考えられるわけですしね。

かなり厳しい話になってしまいましたが、これが現実になる可能性がかなり高いと考えておいた方がいいんじゃないかと個人的には思っています。

それゆえ、この危機感を持つことと、もしこうなったとしても困らないようにローンの返済計画を立てておくことが

非常に大切ではないかと思います。

家づくりは一生に一回のことなので、妥協も失敗も後悔もしたくないでしょうから、予算に対してどうしても脇が甘くなりがちです。

しかしそれでは、引き返すことが出来ない状況になってから、厳しい現実に直面することになってしまうかもしれません。

なので、収入についても決して楽観的に考えないようにし、それに基づく予算設定をしていただければと思います。

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