2023.01.26
これから建てるべき家とその理由
ブログをご覧の皆さま、太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。
100年後と言われると、遠い未来なのでピンとこないかもしれませんが、最悪のシナリオをたどった場合、、、
✔世界の平均気温が現在より3.7℃上昇
✔海面が上昇
✔地域的な食糧危機が発生
✔多くの種が全滅
などが予想されます。
そして、日本個別だと、、、
✔4℃程度気温上昇
✔熱帯性の伝染病が蔓延
✔果樹の生産地域が変わる
✔現在の自然や文化を維持するのが不可能
だといわれています。
このような予測を受けて、現在、世界の各国が協調し地球温暖化対策を行っているのですが、もちろん家づくりにおいてもそれ相応の対策をすべきです。
さて今回は、温室効果ガス(二酸化炭素)をできるだけ排出させないようにするためには、どのような家づくりをすべきなのか?について考えていきたいと思います。
✔断熱性能を高める
二酸化炭素の排出を抑える為に、国が全ての住宅会社に標準化を求めてることは、「断熱性能を高める」ことです。
断熱性能を高くすれば、その分外気の影響を受けにくくなり、冷暖房の使用を減らすことが出来るからです。
そして、これを大前提としたうえで、弊社が推奨している考え方が、、、、、
✔出来るだけ家を小さくする
という事です。
家の面積を小さくすることが出来れば、それに連動して体積も減り、冷暖房ロスを減らす事ができるからです。
とはいえ、家を小さくしたことで、使いやすさや住みやすさを損ねてしまったらダメなので、いらないところだけを削らなければなりません。
例えば、「廊下」です。
ただ通るだけのスペースですし、廊下があるだけで空気を遮断してしまいます。
また、土地にゆとりがあるのに、2階建てを建てるのも、廊下が多く出来る原因となってしまうので、敷地にゆとりがあるなら、基本的に「平屋」にすべきです。
そして、これに加えて、部屋の広さや部屋の数なども最小化すべきです。
寝室や子ども部屋の広さや、客間として使う部屋などですね。
✔窓と壁のバランス
更に、窓の数もできるだけ減らすべきです。
単純に窓は断熱材が入った壁よりも、断熱性能が低いからです。
窓が減り逆に壁が増えれば、その分耐震性も高くなるというメリットもあるし、収納にいたっては窓が減って増えた方がより多くの棚を設置する事ができますからね。
もちろん窓の数を減らしたことによって、家の中が暗くなってしまったのでは全く意味がないので、そうならない工夫も必要なんですけどね。
✔太陽光発電を設置する
太陽光発電を設置し、自家発電によって電気をまかなうこともこれからは必要不可欠です。
電気の大半は最も二酸化炭素を排出する火力発電によってつくられているからです。
そして、太陽光パネルもできるだけ多く載せる事を推奨しています。
最近は、太陽光発電を初期費用ゼロで設定する事もできるし、電気代の高騰化もあるため、電気を買わないようにすることが経済的なメリットにつながるからです。
それゆえ、こういった理由からも、よりたくさんのパネルを設置する事ができる平屋をオススメしているというわけなんです。
いかがでしたか?
地球温暖化を聞くと、他人事のように感じてしまうのですが、前回お伝えさせていただいたように、これが台風の発生頻度や風速、異常気象などの原因となっている為、安全に暮らしていくことが出来る未来をつくる為には、1人1人がこの対策をしなくてはいけません。
そんなこんなで、環境に配慮した家づくりをすれば、それが結果的により経済的で快適な住まいへの後押しとなるので、是非、脱炭素も意識しながら、住まいづくりをしてもらえたらな、、、、と思います。