2022.12.15
機能性と美しさの相関関係
ブログをご覧の皆さま、太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回のブログはこちらからご覧いただけます。
どれだけ掃除をしても、ホコリはいつの間にか至るところに発生し溜まっていきますが、実は、どんな家にするかで、その度合いも掃除の範囲も違ってきます。
例えば、キッチンの前には、出来た料理を置くためのカウンタ―をつくるのが一般的ですが、この棚は、何かを置くにはちょうどいい高さであることから、いつの間にか、料理以外の物をたくさん置いてしまいます。
薬とか、文房具とか、手紙といった細々したものです。
これらは、すぐに手に取れる場所であり、かつ、無くなりにくい場所に置きたくなるものだからです。
結果、カウンターにたまったホコリ掃除がしにくく、飛び散った水や油がホコリに付着して固まり、頑固な汚れと化してしまいます。
そこで、あえてカウンターの上にものが置けないように、カウンターを薄く仕上げてやると、劇的に掃除がしやすくなります。
そもそもその上に物が置けないし、布巾で拭くときもいちいちその上に置いてあるものを除けながらしなくていいからです。
洗い物終了とともに、ササっと簡単に一拭きで終わります。
この結果、リビングやダイニングから、キッチンを見たときに、とってもスッキリした状態に見えます。
ただ、この上に置いてしまいやすい細々としたものが、管理しやすい収納を同時につくる必要もありますけどね。
そうしないと、今度はカウンターの代わりに、ダイニングが物置になっちゃいますからね。
✔なくていいものはなくす
そして、掃除の手間を省くためには、なくてもいい部材を無くしてしまう。という手段があります。
例えば、カーテンレールです。
そもそもカーテンレールがいらない窓を作れば、カーテンレールが必要ありません。
結果、この上にたまるホコリをとる手間を省く事ができるし、定期的にカーテンを洗う必要もありません。
窓枠やドア枠なども、必ず必要な部材ではありません。
外に出る事ができる掃き出しの窓や、室内ドアにいたっては天井の高さと同じにしてやれば、そもそも枠をつける必要がないですしね。
まず、ドア枠や窓枠が無くなれば、その上に溜まるホコリを取る必要が無くなります。
全て床に落ちてくれますからね。
そして、ドア枠や窓枠が無くなれば、なんとなく家がスッキリ見え、開放的に感じます。
空間に凹凸が無くなるからです。
また、窓とドアと天井の高さが揃う事によって空間に広がりを感じられるようになるし、外から入ってくる光量も増えるし、天井まで光が拡散していき、より一層家の中が明るくなります。
これらは、ほんの一部の例ですが、このように掃除を楽にする工夫をすれば、それが自ずと機能性や美しさを高めてくれます。
逆に、至るところに棚を作ったり、飾り棚(ニッチ)をたくさん作ったり、なくてもいい部材をたくさんつければ、その分掃除も大変になりますし、ゴチャゴチャした家になってしまいます。
という事で、機能的で美しい家を目指すなら、家づくりを目指すなら、家づくりを足し算で考えるのではなく、
引き算で考えるようにしてみて下さい。