2022.10.24
スペックとコストを左右するもの
ブログをご覧の皆さま、太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回のブログはこちらからご覧いただけます。
一般的な家づくりでは、日当たりのいい方向には、大きな窓をつくることが、ごく当たり前になっています。
しかし、そうすればその窓から光が入ってきますが、同時に外からの視線も入ってくることになります。
家の中を見せたい人はいませんので、結果、視線を遮断するのに「カーテン」や「ブラインド」をしなければなりません。
目隠しの為に、「カーテン」や「ブラインド」をするということは、取り込みたいと思っていた光をずっと遮断してしまう。という事でもあります。
昼間ずっとカーテンが開けられませんからね。
そして、朝起きてもお部屋は暗いままなので、電気をつけなければなりません。
また、「カーテン」や「ブラインド」、防犯面なども考えると「シャッター」も取り付けなければなりませんので、その分のコストもかかってきます。
また、「カーテン」だけでは、お家の様子や間取りが想像できますので、これまた、プライバシーを守る為や、防犯面を考えて、外構費も考えなければなりません。
つまり、「カーテン」ありきで間取りを考えてしまうと、それに付随する出費が色々と出てくることになるというわけなんですよね。
家のコストを合理的にかつ、総合的に落とすためには、「窓のつくり方」がカギを握っている。というわけですね。
✔窓を少なくした方がいい理由
コスト面以外にも、窓は少ない方がいい理由があります。
①耐震性が高くなる
窓が少なくなれば、壁の量が増え、必然的に耐震性が高くなります。
②断熱性が高くなる
耐震性と同時に断熱性能も高くなります。これは単純に窓よりも壁の方が断熱性能が高いからです。
③外壁にできる汚れが減る
外壁汚れの一番の原因は、窓の両脇から垂れる汚れがシミになることです。
④掃除の手間が減る
窓が少なくなれば、窓ふきや網戸掃除などの手間も削減できます。
窓のサッシのお掃除はとてもめんどくさい作業なので、減れば減るほど助かりますね。
⑤収納が増える
こちらの理由も、単純に壁の量が増える事により、壁面が使いやすくなるからです。
壁面のが使いやすくなれば、家具の配置や模様替えもしやすくなりますし、お部屋の使い方の自由度がアップします。
このように、家の中の明るさが充分確保でき、かつ、風の通りも確保できていれば、窓の数をわざわざ増やす必要はない。という事はないんですよね。
✔比例しない窓の数と開放感
外から見たとき、たくさん窓があるお家は、一見、家の中がものすごく明るいとイメージされる事でしょう。
しかし、その窓の多くは、視線を遮るためのカーテンがつけられ、朝から照明なしでは過ごす事ができません。
そして、カーテンによって外の景色も見えなくなるため、開放感もそう感じる事ができません。
一方、窓がほとんどないお家は、一見家の中がものすごく暗いとイメージしてしまうと思います。
しかし、その家の窓には、カーテンが一切必要ないとしたら?
そして、その窓からたくさんの光が室内に入ってくるとしたら?
更に、外の景色がいつも感じられるとしたら?
光りに満ちた明るい空間であり、かつ、開放感に溢れた豊かで贅沢な空間が出来上がります。
という事で、コストを合理的にカットするためには、窓のつくり方もよく考えなければいけない。という事を覚えておいていただければと思います。
それが結果的に、余分なコストをかけることなく、自然にスペックも高める要素となりますからね。