2022.09.26
予算が上がる悪しき考え方
ブログをご覧の皆さま、太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回のブログはこちらからご覧いただけます。
前回の記事をご覧いただければ、実は、考え方や視点を変えるだけで、2階建てよりも平屋の方が安く建てられることに、ご理解いただけたかと思います。
とはいえ、その理屈は2階建てよりも平屋の方が面積が小さくなるからであり、そうなれば「坪単価」は平屋の方が高くなってしまうので、坪単価に重点を置いている方からすると、安いとは言えないかもしれません。
しかし、家を小さくすることは、坪単価が上がってしまうものの、建築コストはもちろん、それ以外の様々なコストも安くなるというメリットがあるので、家づくりの総予算をカットするためには、坪単価という指標にとらわれない事をオススメします。
無駄がない小さな平屋を建てると、まず、高熱費が安くなります。
面積が小さくなった分、体積も小さくなるからです。
そして同時に、家の中の温度差が生まれにくくなります。
廊下が無ければ、空気の流れを分断する場所がなくなるし、部屋が小さくなった分、リビングダイニングのエアコンの余熱が各部屋まで行き渡りやすいからです。
また、水回りスペースへも余熱が行き渡りやすくなるからです。
そして、家の固定資産税も幾分か安くなるのですが、この固定資産税と光熱費は、生涯ずっと払い続けていかないといけないので、長い目で見ると、その差は歴然としたものになるかもしれません。
更に家を小さくすれば、それに伴って、土地の固定資産税も安くなるし、敷地をいっぱいに使う平屋を建てるとなれば、敷地いっぱいに使う平屋を建てるちなれば、外構工事費用も安くすることができます。
ここまででも、なかなかメリットだと思いますが、まだ更なるメリットがこの平屋にはあります。
まず、メンテナンスコストです。
家を長持ちさせるために欠かす事ができない外壁の塗り替えコストです。
平屋はそもそも外壁面積が小さい上、家が小さくなる分、更に面積が小さくなります。
そして、平屋の場合、割高な足場費用も発生しません。
やがて老朽化したときの改装工事も多少なりとも安くなります。
と言っても、改装工事に関しては、水回りの入れ替えにかかる工事費用は同じなので、
そこまで割安になるわけではないですけどね。
最後に、遠い将来この家を解体しなければいけなくなった場合も、家が小さい分、安く工事してもらえます。
これに関しても、そこまで大きく違うわけではないですが、要するに、家を小さくすれば、
以上のようなコストを全て安くすることができる!という事なんです。
逆に、坪単価にこだわって家を建てると、必然的に家は大きくなってしまうので、家のコストが高くなってしまうのはもちろんのこと、光熱費も家の固定資産税も高くなります。
また、広い土地も必要になり、土地も広く必要になり、土地の固定資産税や外構工事費用も高くなります。
そして、家が大きくなった分、外壁の塗り替えコストも高くなるし、増改築コストや解体コストも高くなってしまいます。
家のイニシャルコストが高くなった分、借入額が増えて支払利息まで高くなってしまいますしね。
いかがですか?
坪単価は、施主にとって都合がいい指標ではなく、全ての業者にとって都合がいい指標であることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
ということで、安くていい家を建てる為にも、坪単価に固執しないように気を付けてくださいね。