2022.06.24
ゴールからプロセスを考える
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回のブログはこちらからご覧いただけます。
土地にお金をかけすぎないためには、土地探しをする前に資金計画によって土地や建物などの予算を決め、
住みたいエリアの土地の広さに合わせてどんな家が建つのか、どんな家にしたいのかを、先にイメージしておくことが大切です。
あらかじめ、自分達の予算と要望で、一体どれぐらいの家が建つのかがわかれば、探す土地の広さも明確になります。
例えば、あなたが予算で買う事ができる住みたいエリアの平均的な土地の広さが、50坪~60坪だとしたら、
あなたはどんな家をイメージしますか?
そして、あなたが家と庭にかけられる予算が合わせて税込2,000万円だとしたら、どんな家と庭をイメージし、それぞれにいくらずつ予算を配分することができるでしょうか?
✔逆算して考えていく
この場合、この土地には2階建てを建てる事ができれば、平屋を建てる事もできます。
そして、2階建にするか、平屋にするかで、外構工事の予算が違ってきます。なぜならば、土地の余白が違ってくるからです。
また、どんな間取りの家にするかでも、外構工事の予算は違ってきます。
SIMPLENOTE設計で建てる家づくりのように、一見窓が少ない家にするのと、窓がたくさんある家にするのとでは、塀や目隠しのフェンス、植栽などにかかる費用がかなり違ってきます。
これを数字に直してみると、、、、
●窓がたくさんある、2階建の家→家1,800万円+外構200万円
●窓が少ない平屋→1,900万円+外構100万円
といった感じになります。
そして、これをもとに、それぞれどんな家が建てられるかを考えてみると、、、
●税込1,800万円で建てられる窓がたくさんある2階建て→延床28坪の2階建て
=1階(28帖):LDK16帖+畳コーナー3帖+水回り5帖+玄関・ホール2帖+階段2帖
2階(28帖):寝室&W.I.C9帖+階段2帖+子ども部屋7帖×2+トイレ1帖+廊下2帖
●税込1,900万円で建てられる窓が少ない平屋の家→延床25坪+中庭3坪の平屋
=1階(56帖):LDK16帖+畳コーナー3帖+水回り6帖+玄関・ホール2帖+中庭6帖+寝室&W.I.C9帖+子ども部屋7帖×2
と、こうなります。
この2つを見比べていかがでしょうか?
2階建てと全く同じ部屋数と部屋の広さが確保しつつ、これらが全て同じフロアにあるわけですから、
私自身平屋の方が断然良いと思います。
水回りにいたっては、平屋の方がゆったりしていますし、これに加えて中庭までありますので、
開放感と暮らしやすさも、確実に平屋の方が上でしょう。
そして、平屋を建てたいとなれば、この広さに合わせて土地を探せばいいんです。
この場合ならば、55坪を目安に考えていただければという感じです。
いくら、価格が安いからと言って、無駄に広い土地に決めてしまうと、外構工事に予算をかける事になりますので、結局、家を小さくせざるを得ない状態になってしまいます。
また、坪単価がが高い土地を選んでしまうと、土地を小さくせざるを得なくなり、結果家を小さくしないといけなくなったり、平屋が難しいとなれば、2階建にしなければなりません。
そうすると、階段や廊下がうまれ、余分なスペースに面積を奪われ、かつ余分なスペースにお金をかけなければなりません。
このように、家づくりは、土地・建物・外構の3つが密接に関連しているため、全てを同時にかんがえながら予算を組み、進めていかなければなりません。
そして、このような進め方で家づくりができれば、無駄のない予算で、住みやすく素敵な住まいをつくることができます。
ということで、これを参考にして頂き、間違った予算設定と間違った家づくりの進め方をしないように気を付けていただければと思います。