2022.04.15
間取りは土地で決まるもの
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回のブログはこちらからご覧いただけます。
あなたが家を建てる土地が、東が道路に接している間口11m×奥行き16.5mの
55坪の土地でその南側に2階建の家が建っているとします。
その影響で、敷地の半分ぐらいまで日陰になっているとしたら、
どのようなお家を建てるのがベストでしょうか?
また、南側だけでなく、西側、北側にも家が建っており、周囲を家に囲まれているとしたら、どのようなお家を建てるのが最も理想的なのでしょうか?
この場合、一般的には日陰になっている所を避けて家を建てようとします。
つまり、陰になっていない部分にだけ家を建てようとするため、必然的に2階建の家になるというわけです。
そして、1階の日光が入ってくる場所には、リビングや和室をつくり、
日の当たらなくていい場所にはお風呂や洗面、トイレといった水回りを配置すると思います。
そして、2階には寝室や子ども部屋といったプライベートルームを配置し、
できるだけ、すべての部屋を日当たりがいい南に配置しつつ、かつ、その南にはベランダをつくる。
更に、道路面である東側からも朝の光が取り込めるようにすると思います。
おそらくこの建て方が、この土地に合う最も一般的な間取りですね。
ですが、残念ながらこの一般的なお家は、実際住んでみると様々なデメリットを感じてしまう事になります。
例えば、1階のリビングにつくった大きな窓から見える景色は、「南側に建ったお家の裏側」です。
つまり、エアコンの室外機や給湯器、換気扇によって汚れた外壁やゴミ箱が並べられた勝手口などを並べながら暮らすことになります。
そのため、そうならないために、隣との境界に目隠しを設置することになります。
そうしないと、カーテンも開けられないので、家の中が薄暗くなってしまうので、せっかくつくったウッドデッキも、使いにくくなりますしね。
では、道路面につくった大きな窓はどうでしょうか?
これらの窓からからは、光もたくさん入ってきますが、
同時に視線もたくさん入ってくるため、カーテンを開けることが出来ません。
そして、光が遮られ家の中が薄暗くなってしまいます。
また、2階につくった子供部屋は、小さな子供たちにとって、使いやすいのでしょうか?
子ども達はお母さんの近くにいたいものですし、
散らかしたおもちゃを片づける事もままならない子ども達が、2階の自分の部屋に持って上がるとは考えにくいですよね。
つまり、りびんぐやダイニングに、荷物全てが集中してしまうというわけです。
結果、片付けがしにくく、掃除もしにくい家になってしまう。というわけです。
この他にも、避けた日陰にできた余白にも、外構工事が必要になり、外構費用が余分にかかるということになります。
こういった事が、このお家を建てた場合、考えられるデメリットでしょうか。
では次回、、、
この土地にはどのような家を建てるべきなのか?
全く違う視点でお伝えしていきたいと思います。
この土地の可能性をより引き出す家づくりの考え方です。