2022.03.18
2000万以下で平屋は建てられないのか?
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回のブログはこちらからご覧いただけます。
土地の広さが100坪あれば、問答無用で平屋を建てるべきなのですが、
多くの方が、そんな広大な敷地にポツンと2階建の家を建てています。
その理由は、、、
「平屋は高い」と思い込んでいるからです。
それでは、平屋は本当に高くなってしますのでしょうか?
その答えは「YES」でもあり「NO」でもあります。
つまり、家をどう考えるかによって、どちらにもなりうるということです。
では、高くなってしまう方は、どのように家を考えてしまう方なのでしょうか?
✔坪数にこだわる人
平屋が、高くなってしまう方は、つまり、坪数にこだわってしまう方です。
「家は、これぐらいの広さが必要だ。」
「寝室の広さはこれぐらいでなければならない」
「リビング、ダイニング、、、部屋の数はこれだけ必要だ」
など、、、固定概念があり広さにこだわる人です。
これは、平屋に限った事ではなく、2階建てでも同じように言えますが、
家は大きくなればなるほど、それに連動して家の価格も高くなります。
そして、家の坪数にこだわれば、建築費が高くなるだけにとどまらず、その他の様々な費用も高くなってしまいます。
例えば、ランニングコストとなる光熱費や固定資産税、そして、塗り替えなどのメンテナンス費、更には、将来リフォームするときのコスト、などです。
そのため、コストを抑えながら平屋を建てるためには、坪数や大きさにこだわらないようにすべきなのです。
そして、それが結果的にランニングコスト等も抑えられるようになるというわけです。
✔無駄を省きながら平屋を建てる
では、前回お伝えさせて頂いたこちらの土地に、1,800万円という予算の中で、平屋の提案をしてみましょう。
まず、道路面である西側に玄関と収納をまとめました。
玄関は明るい方がいいものの、かといって、厳しい西日を入れる必要はありません。
収納にいたっては、そもそも日光を入れる必要なんてありませんからね。
正面となる西面から窓を無くすことができ、スッキリとした美しい外観になります。
また、汚れの原因となる窓が無くなれば、家の汚れも目立ちにくくなります。
それによって、外観からは想像つかない間取りになり、防犯性能に優れた住まいにもなります。
たっぷりと直射日光が入り、明るく開放的なスペースにしたいリビングは、外からの視線が気にならない場所に配置しつつ、視線が気にならない窓を作ります。
結果、たとえ曇りの日でも自然光だけで日中過ごす事ができる明るいリビングが出来上がります。
もちろん、光を拡散させる工夫も織り交ぜることで、明るさを際立たせます。
コスト面はどうでしょうか?
コストを抑える為には、広さにこだわらない事が大切であると申し上げましたが、
では、そうするためには、一体どうすればいいのでしょうか?
まずは、「廊下」を無くすことです。
廊下がなければ家の中の温度差が生まれにくくなり、快適な環境も維持しやすいですしね。
また、部屋の数や広さについても、必要か不必要かをよく考えるべきです。
子ども部屋の数や広さ、寝室の広さ、、、ですね。
収納に関してもただ闇雲にたくさん作ればいいわけじゃありません。
床面積が増えれば、それに比例してコストが高くなってしまうからです。
それによって、床面積を増やさずに収納を増やす工夫を家の至るところに織り交ぜます。
そして、こういった工夫をした結果、1800万円でゆとりを持って暮らすことが出来る平屋の住まいをつくることが出来たというわけです。
ということで、家づくりをする時は、なにげなく受け入れてしまっている思い込みを一旦捨てていただくと同時に、本当に自分たちに必要なものが何かをよく考えながら土地を選び、間取りをつくっていただければと思います。