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2024.01.18

固定金利でやってしまいがちな失敗

ブログをご覧の皆様、こんにちは!太田黑です。

クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、

これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。

皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。

前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。

変動のリスク回避のための3つの手段

固定金利の負の特徴は、変動金利よりも金利が高いこと。

そして、変動金利よりも初期手数料が余分にかかることです。

つまり、固定金利を選べば必然的に借入額は減ってしまうし、

かつ、初期手数料が余分にかかる分、さらに家づくりの予算が減ってしまうため、変動金利に比べて土地や家の予算を削らざるを得ない、

というわけですね。

では、今回は、変動金利の真逆商品である固定金利についてお伝えしていきたいと思います。

固定金利には、先程のような負の特徴がある一方で、ずっと金利が変わらない安心感が正の特徴なのですが、

この固定金利を選ぶ時には、注意しておかないといけないポイントが1つあります。

✔️借りていい金額と借りられる金額

それは、借り過ぎてしまわないということです。

では、詳しくご説明していきますね。

民間の銀行で住宅ローンを借りる場合、借りることが出来る金額の目安は、年収の5〜6倍だと言われています。

年収400万円の方の場合、2000万円〜2400万円ぐらいが目安だということですね。

 

となると、35年返済ベースで考えると、毎月の返済は6万円〜7万円くらいになるのですが、これくらいの返済比率なら、そこそこ、ゆとりを持って暮らしていけそうですよね?

ボーナスなしで考えた場合、この返済金額なら毎月の手取りの25%前後でしょうからね。

 

つまり、銀行で住宅ローンを借りるとしたら、単独債務で借り入れする場合は、そもそも借り過ぎてしまうようなことはないというわけですね。

 

(夫婦で収入合算する場合は年収が増えるため、借り過ぎてしまう場合があるので要注意です!)

 

一方、固定金利の代表的な商品である住宅金融支援機構が取り扱う「フラット35」という住宅ローンでは、

民間の銀行では考えられないぐらいの金額を借りることが出来ます。

年収ベースで考えると、年収の9〜10倍近くという感じです。

例えば、年収300万円の方の場合、民間の銀行では1500万円〜1800万円が借り入れの目安となるのですが、

フラット35の場合だと、2700万円〜3000万円近く借り入れすることが出来ます。

となると、毎月の返済は8万円〜9万円になるのですが、年収300万円の方の毎月の手取り金額は、

おそらく20万円に満たないでしょうから、相当厳しいどころか、やっていけないぐらいのレベルなのではないでしょうか?

結果、もちろん奥さんは、問答無用でずっと働き続けないといけないし、たとえ、ガッツリ働いたとしても、ずっとゆとりのある暮らしをしていくことは出来ないでしょう。

(奥さんの年収が1000万円ぐらいあるなら、また話は違ってきますが・・)

 

フラット35を選択すれば、借り過ぎてしまう可能性が高くなるどころか、確実に借り過ぎてしまいます。

そして、後から首が回らなくなり、やがて、家を手放さなくてはいけなくなります。

さて、あなたは、自分自身がこんな未来を迎えるとしたら、どうお考えになるでしょうか?

 

「こんなことありえない!」

そう思われた方もいらっしゃると思います。

しかし、家づくりというのは、あなたが想像しているよりも、多くのお金が必要となるものです。

 

そして、その大部分を銀行から資金調達しないといけないのだとしたら、こうなってしまう可能性が決して低いわけではありません。

なので、家を建てる時は、借りていい金額と借りられる金額の違いを理解しておくことと、

家づくりというのは、その現実的な予算の範囲内でしなければいけない。ということを知っておいていただければと思います。

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