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2023.06.23

リアルな近未来について

ブログをご覧の皆さま、太田黑です。

クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、

これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。

皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。

前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。

変動費と固定費。削るべきはどっち?

ベストセラー「ライフシフト」の中で、

2007年生まれの日本人の

約半数は107歳まで生きる、と、

アメリカの人口学者が予測している。

 

これは、先日読んだ本の中で書かれていた内容ですが、人生100年時代がリアルに到来すると言われている今後、

私たちはそれを見据えた計画を立てていかないといけません。

つまり、ガッツリ働くことが出来る年齢の限界が70歳だとしたら、その後の30年間に備えておくことが大切だということですね。

なんせそこからは、年金と貯蓄だけで生活していかないといけないし、医療費の負担も上がっていくし、家を所有していれば、その維持管理もしていかないといけませんからね。

さて今回は、わざわざ話題を振ったにも関わらず、この老後問題はさておき、もっとリアルな話をしていきたいと思います。

✔深刻な進学資金問題

私たちの時に比べて、子どもの人数が少ない現在は必然的に大学への進学率が上がっているわけですが、仮に、あなたの子どもが選択する大学が県外の理系私立大学だとしたら・・・・

一体どれぐらいコストがかかるのか想像ってつきますか?

まず、理系私立大学の場合、学費が毎月10万円かかります。

そして、県外に行くとしたらアパートの家賃を支払い、かつ、生活費の仕送りをしてやらないといけませんよね。

つまり、家賃と仕送りに10万円かかるとしたら、子どもに毎月20万円にもなるわけですが・・・・・

これって、どのように準備しようとお考えでしょうか?

✔貯蓄?奨学金?教育ローン?

たとえ共働きだったとしても収入だけでこれだけの費用を払っていくのは正直不可能です。

▪計画的に貯蓄していくか?

▪学費に関しては奨学金に頼るか?

▪あるいは教育ローンに頼るか?

の選択になりますよね。

ただ、奨学金だと、子どもたちに負担を背負わせてしまうだけだし、ローンを組めば余分な金利を払うことになりますよね。

そんなわけで、一番いいのはお金を貯めていく事なんですが、では、現在のお子様の年齢を4歳と仮定します。

どのくらい貯蓄していけばいいか簡単に計算してみましょう。

大学卒業が22歳としたら、貯蓄していくことが出来る期間は、22-4で18年間となります。

なので、単純に1,000万円を卒業までの期間216か月(18年×12か月)で、均等割して計算してます。

1,000万円÷216か月=46,296円

なかなかな金額ですよね?

子どもが1人でこれです。

2人なら単純に2倍になるので、仮にあなたにお子様が2人いるとしたら、奥様の給料は子どもの進学費用だけで消えていくといっても過言ではありません。

・・・・・・という感じになります。

✔毎月の住宅ローン返済は旦那様の給料の範囲にとどめること!

では、ここから、結論を述べていきたいと思います。

個人的には奥さんの給料は子どもの進学費用や自分たちの老後資金のために積立していくべきだと思っているので、家を建てる時は、奥様の収入は一切あてにせず、ご主人の収入だけで支払っていける範囲で予算を考えるべきだと思っていて、そうなれば家にかけられる予算はあなたが考えているより、はるかに少なくなってしまうかもしれません。

でも、それが現実の予算だと思っています。

そこで、見栄を張ってしまうとか、先は先で何とかなるだろうと、予算を組んでしまうと、間違いなく、やがてそのしわ寄せがあなたや、あなたの子どもたちの未来に降りかかってくることになります。

もちろん、ご主人様や奥様の収入が今後も上がり続けていく事が保証されているのなら、かつ、いつまでも会社が存在し、いつまでも健康で働けるのならこの限りではありませんが、そんなことは誰にも分らないし、そんな可能性に賭ける事こそ、まさに博打ではないでしょうか?

そんなわけなので、家づくりをする時は、ご主人の手取りの30%前後を目安としてローン金額を計算してもらえたらと思います。

そして、その予算の中で家づくりをしてもらえたらと思います。

 

 

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