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2023.05.02

引き算のメリット

ブログをご覧の皆さま、太田黑です。

クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、

これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。

皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。

前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。

庭について考える

 

デザイン専門の学校を出たわけでもないし、デザインについてあれこれ語れるほどの知識があるわけでもないのですが、仮にデザインが「足していくデザイン」と「引いていくデザイン」に二分されるとしたら、99.9999%後者をオススメします。

引いていくことによって、コスト面にメリットが生まれるし、より機能的な住まいになるし、よりスマートで美しい仕上がりになるからです。

✔引き算による大きな効果

右の写真と左の写真では使うドアのサイズが違うのと、ドアの枠があるかないかという違いがあるのですが、見た感じの印象が全然違うと思いませんか?

天井とドアの高さを合わせた方は、天井とドアの間に余分な壁がない分、視線が上に向くため、そうじゃない方より空間が広く見えますし、実際、光の拡散効果も高くなります。

また、写真では、わかりにくいですが、ドアの枠がない分、余分な凹凸がなくなり、直線的でスッキリとした空間になります。

ドア枠がなければ、そこの凹凸部分にホコリがたまらないですしね。

そして、ドアと同じように、窓から窓枠をなくすようにすれば、同じような視覚効果が得られるし、同時に、ホコリが溜まる場所を減らすこともできます。

このように引いていくことで、コストをカットしながら、美しさを高めることができるというわけですね。

✔引いていくことは機能性も高める

さらに、引いていくことは、デザイン性だけでなく、同時に機能性も高めてくれます。

例えば、階段をなくし平屋にすれば、必然的に耐震性が高まりますし、風の抵抗や車両の振動による揺れ、そして地震の揺れから家を守ることができるため、自ずと耐久性も高くなります。

また、平屋にしつつ家の面積を小さくできれば、冷暖房効率も高い家になります。

ワンフロアなので満遍なく空気が循環しやすいからです。

かつ、空気を遮断する廊下をなくせば、なおのことコストをカットしながら、冷暖房効率を高めてくれますしね。

そして、居心地をよくするためには、外からの視線が気にならない、プライバシーが担保された住まいにしなければいけないのですが、そうするためには部屋のレイアウトや窓の作り方を周辺環境を配慮しながら考えないといけません。

しかし、それが出来れば、プライバシー性だけじゃなく同時に防犯性も高まるし、カーテンも必要なくなるため、カーテン代も丸ごとカット出来るし、何より外観が圧倒的に美しくなります。

つまり、引いていくことは、デザイン性を高めてくれるだけじゃなく、同時に機能性も高めてくれるし、それが結果的にさらにデザイン性も高めてくれるというわけですね。

かつ、経済性も高めてくれるという良いこと尽くしです。

ということで、デザイン性、機能性、経済性の三拍子そろった住まいをつくるためには、足していくではなく、引いていくことが大切だということを覚えておいていただければと思います。

 

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