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2023.03.09

家づくりの当たり前があなたを追い詰める?

ブログをご覧の皆さま、太田黑です。

クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、

これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。

皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。

前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。

集乳と低金利と家づくりと

2017年の世帯所得の分布を見てみると、年収100万円台の世帯が突出して多くなっており、これらを合計すると約41%に該当します。

事実、実質賃金もこの20年間で約13%下がっており、1995年は550万円もあった世帯収入の中央値も、2017年には423万円まで下がっているし、貯蓄ゼロの世帯も30%を超えているというデータが発表されています。

この背景としては、前回もお伝えした通り、非正規雇用の割合がこの20年の間に倍増し、40%近くになってしまったことと、その平均年収が正規雇用の65%にしか達していない事があります。地方公務員にいたっては、非正規雇用割合がこの11年間で約40%増加しているし、その年収は正規雇用の3分の1しかないし、昇給もボーナスもないという状況のようですしね。

天下の公務員さんといえど、まさかこんな状況になっているとは思っても見ませんでした。

本当に、厳しい時代になったな、、、と感じます。

✔家づくりの常識的な考え方

では仮に、先ほどお伝えした世帯収入が423万円前後の方が家づくりをするとしたら、一体どうすればいいのでしょうか?

家庭を持ち、子どもが生まれれば、誰もがマイホームを持ちたいと思うでしょうから、現実的に考えていってみましょう。

まず、家を建てている周りの人達と同じように土地を買い、家を建てるのはやめた方がいいでしょう。

返済能力以上にお金を借りることになれば、ローンを支払うだけでいっぱいいっぱいになり、確実に貯蓄する事ができなくなりますし、そんな状況の中、不測の事態が起こったら、たちどころに家を手放さなくなるを得なくなってしまいます。

また、何とかマイホームを維持できたとしても、貯蓄が出来ていなければお金を理由に進学を諦めざるを得なくなるか、あるいは奨学金という高額な借金を子ども達に背負わせてしまう事になりますし、ずっと不安定な老後を過ごす可能性が高くなります。

それゆえ、最も大きな固定費となる住宅ローン返済を収入に見合った金額にすることが、これからの家づくりでは、なにより大切になるというわけです。

そして、そのためには、みんながどうしているのかを気にしないことと、常識や当たり前に拘らないこと、この2つが大きなカギとなります。予算の立て方、ローンの選び方、土地の選び方、家の建て方、間取の考え方、、、など家づくりに関わることに関して、です。

なので、家を建てる時は、まずは自分にとってのベストな予算を資産計画によって出す事、そして、その予算の範囲内で家づくりをする為に、周りや常識を一切気にしない事、これを徹底してもらえたらと思います。

 

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