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2022.06.03

広い土地の「なるほど!」な欠点

ブログをご覧の皆さま、こんにちは。太田黑です。

クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、

これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。

皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。

前回のブログはこちらからご覧いただけます。

掘り出し物を手に入れる視点

 

土地の価格は地域によって異なるのはもちろん、同じ地域でも立地によって異なりますし、更に、日当たりや土地の形によっても異なります。

そして、当たり前のことですが、面積も土地の価格を左右する要因の一つです。

ですが、土地面積が増えた場合、単純に土地価格が上がってしまうだけではなく、それに付随して庭の工事費用が高くなりますし、また、土地を持ち続けている限りずっと支払わなくてはならない固定資産税も高くなってしまいます。

例えば、本当は50坪ぐらいでいいのに、80坪もの土地を買ってしまったら、30坪分の余分な庭の工事費用がどれくらいがかかるのでしょうか?

まずここに、草抜きが面倒だからとコンクリートを打つとしたら、75万円~80万円ぐらいの費用がかかります。

そして、土地が広くなった分、境界の距離も長くなります。道路の接道長さを10mとした場合、

50坪の場合であれば、周囲の境界の長さは約43mなのに対して、

80坪となれば、約63mとなります。

仮にオシャレなフェンスをするとして、それが1mあたり約25,000円必要だとしたら、

これだけで、約50万円高くなってしまいます。

これらを合わせると、145万円~150万円も庭の工事費用が高くなってしまいます。

いかがでしょうか。

正直な話、とってももったいないですし、無駄なコストですよね。

また、固定資産税については、200㎡(=約60坪)までは、課税標準が6分の1になるものの、

それを超える部分は、課税標準が3分の1となるため、仮に課税標準が1坪あたり15万円だとしたら、

50坪の場合は、15÷6×50×1.4%=17,500円なのに対し、

80坪になると、15÷6×60×1.4%=21,000円、15÷3×20×1.4%=14,000円

21,000円+14,000円=37,000円となり、50坪に比べて80坪になると今後ずっと20,000円弱余分な税金を払い続けていくことになります。

こうやって、数字を当てはめてみると、土地を広く買う事がとてももったいないことだと感じていただけたのではないでしょうか?

✔適度な広さの土地を買う

以上のような理由から、土地は家に合させた広さで買うということをおすすめいたします。

そして、そのためには、どんな家を建てたいのか明確になっていない状態で土地を探さないように、、、

また、資金計画によって自分自身の正確な土地予算が明確になっていない状態で土地を探さないようにしなければいけません。

具体的には、まず資金計画からはじめ、家づくり全体にかけられる予算を出したうえで、土地、家、庭、それぞれに予算を配分していきます。

そしてその土地予算で土地探しをするわけですが、その前に、算出した家の予算の中で、

どんな家が建てられるかをある程度把握してください。

あなたが建てたい家が平屋なのか、2階建なのか?

絶対に妥協したくない事が何なのか?

そしてその場合、その予算でどれぐらいの大きさの家を建てる事ができるのか?

これらがわかった上で、土地選びをすれば、土地にかける予算と庭にかける予算、両方を抑える事ができるようになるでしょう。

予算とどんな家にしたいかが明確になっていない状態で、

先走って、土地探しをしないように、気を付けていただければと思います。

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