見たかった景色、思い描いた過ごし方が、ここでの一日一日に詰まっています。

F様邸/兵庫県加古郡

夕日を望む家

田畑が広がる穏やかな風景に、ゆったりと建つ半平屋の家。
笑顔の絶えないF様家族は、ご主人の実家が所有されていた農地を住居用に転用し、住まいを建てられました。

始めからここに家を建てようと決めていたわけではなく、当初は土地から探すことも選択肢にあったそうです。
候補のひとつだったこの土地を奥さまが初めて見に訪れたのは、夕暮れ時。
「周りがほどよく開けていて、そこに沈む夕日がとにかくきれいで…。もう、圧倒されました」
もともと夕日を眺めるのが好きだった奥さま。
ひとめ惚れした景色と暮らす、新しい住まいがここに根を下ろしました。
「きれいな夕日が見られたらそれだけで1日を気持ちよく終えられる」
奥さまたっての希望で、キッチンからダイニング、リビング、ウッドデッキ…そして、その先に広がる夕日を眺められる家に。

「ついつい見とれて、夕飯の支度をする手が止まっちゃうんですよね。で、結局ウッドデッキに出て、座っちゃう(笑)。
でも、夕日を眺めている少しの間だけでも子どもと遊べて、まぁそれもいいかなって思うんです」と、豊かな時間を楽しんでいます。

想いの密度を高める時間

「農地転用に思ったより時間がかかったことと、出産で数か月中断したこともあって、打ち合わせは結局1年かかりました」
ゆっくりと時間をかけて話し合った分だけ、お二人の中でより考えが固まっていったそうです。

「やりたいことの大枠はほとんど最初から決まっていて。
打ち合わせは、それをどう収めるか、細かい部分をつめていくような感じでした」というご主人。
とはいえ、そこが大変でもあったようで、
「打ち合わせのたびに私が、そのとき思ったことをポンポン言って、それを形にしてもらって…かなりわがままにつきあっていただきました(笑)。
でも、こちらが新しいことを次々言い出すたびに、建築士さんも『そうきましたか!いいですね』と全部受け止めてくれて」と、奥さまは振り返ります。
「『難しい注文ほど燃える!』みたいな感じで真面目に応戦してくれて(笑)、プロ意識を感じました」
家族で過ごす時間を大事にしたいのでリビングは広く。老後も長く住むことを考えて、普段の生活に必要なスペースは1階にまとめました。
ご夫婦それぞれの実現したいことがはっきりしていたF様。

ご主人のこだわりは、暮らしの中の趣味に関する部分でした。
土間リビングは、大好きな植物を自由に育てられるスペースに。
ペレットストーブを置いて、冬には火が揺れる様子をソファから眺めることができます。
「ぼんやり火を見ているだけでリラックスできます」

「無類の服好き」でもあるご主人。大量の洋服をしまえる大きな収納スペースも必須でした。
「寝室より広い」というウォークインクローゼットと、土間収納にもたくさんの靴やアウトドアグッズが並びます。
広い土間収納はときどき、「ご近所からたくさんいただく」野菜の保管場所にもなるそうです。

一方、奥さまは家事や、生活をする上での使いやすさにこだわりました。
キッチン、洗面室、ウォークインクローゼット、寝室は、ぐるりと回遊できる配置に。
「朝の支度も家事も、とにかくラクになりました」と話します。

土間収納は通り抜けができるようにして、家族とゲストの玄関を分けたのもこだわったポイント。
「キッチンから野菜のストックを取るときも便利なんです」
玄関を入って左側が、ゲスト用の動線にもなる土間リビング。
右側は家族用の動線、土間収納。ダイニングへとつながります。
ウォークインクローゼットとつながる寝室。
腰壁のキッチン側はスパイスラックに。収納するものに合わせてカウンターを少し高めに設定しました。
毎日のことだから使いやすさ、便利さは大切。
朝はどこで着替えて、器はどこにしまうか。
そんな、日常の中の小さな仕組みを重ねていって、お二人のこだわりが本当に心地よい形となって実現しました。
ご主人のお母さまから譲り受けたピアノも、階段下に美しく収まるように。

土地とつながり、自然とつながる

ご主人が生まれ育ったふるさとでもある、この土地。
新居に移ってからは暮らしだけではなく、働き方や考え方にも変化があったそうです。

「近所の人が育てた野菜を『食べきれないから』ってもらうんですが、それがほんとにおいしくて。
『子どもにも自分たちで作ったものを食べさせたい』という気持ちが湧いてきて、畑仕事を始めたんです」と話す奥さま。
ご主人のおばあさまが営んでいた畑を引き継いで、お二人で少しずつ野菜を作り始めたそうです。
「今はまだ近所のおじいちゃん、おばあちゃんに教えてもらいながら奮闘してるんですが、それをちゃんと自分たちのものにしていきたい。
自給自足とまではいかなくても、自分たちの手で育てたものを食べる楽しみをこれからもっと増やしていきたいです」

引っ越しを機にお仕事を辞めて、ご主人の実家の家業を手伝うことにした奥さま。
さまざまな変化は、いつも家族の時間とともにあります。
住まいを通じて土地や、そこに根差す人達とつながることで、家族をまんなかに置いたおおらかな暮らしの足場が築かれていくようでした。
ご夫妻が未来を想って建てた、半平屋の家。

土地に力をもらい、自然との付き合い方を楽しみながら
自分たちの手でできることをゆっくりと続けていく。
F様家族の新しいお住まいは、そんな一つひとつの営みをこれからも支えていく土台となっているようです。

Q&Aお客様に聞きました

クレストホームで家を建てると決めた理由は何ですか?
最初はいろんなハウスメーカー、工務店を見てまわりました。検討する中で「何を軸に家づくりを考えていくか」を自分たちに問うたとき、やっぱり「子どもに用意してあげられる環境」が第一だな、と。
クレストホームさんは7年ほど前に(奥さまの)実家を建ててもらっていて、帰るたびに、自然素材のよさや気持ちよさみたいなものを実感していたんです。家族でこれから長く住むことを考えると、シックハウスやアレルギーの心配がないほうがいいなって思うようになって、自然とクレストホームさんにお願いしようと決まりました。
家づくりの過程で印象に残っていることは何ですか?
打ち合わせのたびに話しながら考えを固めていくような感じで、当初のプランから二転三転して…。散々振り回しちゃったな…という印象です(笑)。
当初は2階建てで考えていたのが、「やっぱり平屋で」とお願いして、最終的には半平屋になりましたね (笑)。営業さんから「子どもは、階段があると2階でも遊べて喜ぶし、大きくなってからの個室にも重宝する」と言われて「なるほど」と。自分たちでは気づかないようなところもいろいろとアドバイスをしていただいて、結果すごくよかったなと思っています。
完成した家に住んでみていかがですか?
奥さま: 思い描いていたような過ごし方ができて日々満足しています。私たちがやりたいことに対して、それを使いやすく実現するためのアドバイスをいろいろといただきました。例えば、「洋服はここに収納したい」と伝えると、「畳んで並べるなら棚の奥行きはこのくらいで…」と、パッと形にしてくれて。安心感がありましたし、実際に生活をしてみても、不便に感じるようなところがありません。
ご主人: 家で過ごす楽しみが増えて、仕事が終わったら毎日17時半には帰るようになりました(笑)。帰ったら植物に水やりして、子どもと遊んで…と思うと早く帰りたいんですよね。
これから、この家でどういった暮らしを送りたいですか?
もう少し子育てが落ち着いたら、ウッドデッキで夫婦二人でお酒を飲んだりしたいですね。ここは星もすごくきれいなんです。
あとは、この前、主人に頼んでウッドデッキの階段を作ってもらったんですが、次は子ども用にすべり台をお願いしています。実はダイニングのベンチや、テレビボード、ウッドデッキの棚も主人作。既製品で探さなくても、シンプルで、サイズや使い方にあったものを作ったほうがしっくりくる気がします。
家も、今のこの新しくてきれいな様子は目に焼き付けておいて、そろそろいい意味で汚していきたいな、と。少しずつ手を加えて、もっと自分たちの味をだしていけたら、と思っています。

注文住宅

DATA

  • 建築場所
    兵庫県加古郡
    家族構成
    夫婦+子ども1人
  • 敷地面積
    -
    建物面積
    -
  • 1階床面積
    -
    2階床面積
    -
    3階床面積
    -

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