2023.11.10
ウッドデッキを活かす設計・殺す設計
ブログをご覧の皆様、こんにちは!太田黑です。
クレストホームの新しく導入した、「SIMPLE NOTE」という家づくりの考え方を、
これからお家を建てようとお考えの皆さんに是非知ってもらいたい「後悔したくない家づくり」をする為の新常識をどんどんお伝えしていこうと思います。
皆さまのお役に立てれたら幸いですので、是非ご覧ください。
前回の家づくりについてのブログはこちらからご覧いただけます。
家を建てる時に、お庭にウッドデッキが欲しい!と思う方はたくさんいるのではないでしょうか?
アウトドアリビングとして、休日にゆっくり朝ご飯を食べたり、
コーヒータイムを楽しんだり、家族でBBQえお楽しんだり、
お子さんが小さいときはお庭で遊んだり、プール遊びをしたり、
お家にいながらも、のびのびと過ごせるスペースとして、ウッドデッキは欠かせませんよね。
なので、今回は、
このウッドデッキが使いやすく、また、より使いたいスペースになるように、
知っておきたいポイントをお伝えします。
まず、ウッドデッキを作るとき、知っておくべきなのが、
「ウッドデッキの材質」です。
大きく分けると、「本物の木」と「本物風の樹脂」があります。
どちらの方が自分に向いているのか、自分の家に向いているのか?を、知ることが大切です。
✔本物の木のメリット・デメリット
外で使用するということは、常に紫外線や熱を浴び、雨が降ると、水分を吸い込みます。
なので、本物の木は室内と比べものにならないほど、膨らんだり、縮んだり、反ったり、動いたりするんです。
結果的に、凸凹したり、止めているビスを折ってしまったり、劣化してしまったり、、、、
また、紫外線を浴びることによって、灰色に変色してしまいますし、
逆に日当たりの悪い場所では、カビが生えてしまうこともあります。
ですから、サンドペーパーで表面をこすったり、年に一度は塗装したりと、
状態を保つためにも、こまめなメンテナンスが必要になります。
しかし、本物の木の最大のメリットと言えるのが、
やはり、木目調の樹脂に比べると圧倒的に「カッコイイ!」というデザイン性なんですよね。
メンテナンスをこまめにしていくと、愛着がわいてきますし、経年劣化によるナチュラルなデザインも
本物の木ならではの良さが出てきます。
このメンテナンスが苦じゃない方。もしくは、細かい事が気にならない方は、
本物の木でカッコイイウッドデッキを作ることをオススメしています。
(ちなみに私は「本物の木」派ですね。)
✔本物風の樹脂デッキのメリット・デメリット
こちらは、本物の木と正反対で、
「メンテナンスフリー」ってことですね!
変色もしなければ、反ったりビスを折ったり、ささくれだつこともありません。
汚れや少々のカビなんかも、デッキブラシで簡単にお掃除できます。
ただし、この「本物風の木」は、あくまでもつくられた木目調仕上げになりますので、
仕上がりは、本物の木に比べると見劣りしてしまう。のがデメリットです。
「デザイン性」をとるか、「メンテナンス性」をとるか。
ご自身の生活スタイルや、お家のデザインやこだわりに合わせて、選びましょう。
✔ウッドデッキで一番大事なこと
では、ここからが本題です。
ウッドデッキで一番大事なこと。それは、
そもそも、ウッドデッキが使えるように、設計されているかどうか。ということです。
せっかく憧れのウッドデッキを高いお金を出して作ったのに、(平均で約50万円はかかります)
そもそも使えない設計になってしまったら、とても悲しいですからね。
では、「使えないウッドデッキ」とは?
例えば、道路に面してウッドデッキを作り、さらに、フルオープンになっているとしたら、、、、
パット見は「広いお庭があっていい!」って思うかもしれませんが、実際はとっても使いにくいんですよね。
外にいる人から、丸見えになってしまいますからね。
外からの視線を感じない場所につくったとしても、日当たりが悪ければすぐにカビが生えやすくなってしまいますし、景色が悪くても使いづらいウッドデッキになってしまいます。
なので、ウッドデッキを作るときは、まずはそのウッドデッキが使いやすいかどうか?
そして、そのウッドデッキを使いたいと思うかどうか?
この2つを意識しながら、設計してもらうようにしてください。
今回は、ウッドデッキを活かすも、殺すも、皆さんや設計士さんの想像力にかかっている。という話でした。